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西尾維新「少女不十分」を読んだ。 

先日、僕は「少女不十分」という小説を購入した。普段は書店どころか外出にも積極的な意欲がない僕なのだが、その日は何となく外に足を運んでいた。別に春の陽気に誘われて…とか、そういうノスタルジックな雰囲気を期待しただとか、そういうことじゃない。ただ単純に少しは運動しなきゃなあ…だとか、暇な時間を有効活用したかったとか、まあ。そんな他愛もない、どこにでもあるような、誰にでも思いつくような。世間一般的には「きまぐれ」なんて呼ばれるような、そんな素敵な心境の変化。ではなく、本当に僕は何となくその日、書店へ足を運んだのだ。


と、上記のような周りくどい文章が延々と続く感じなのが西尾維新スタイルである。

「いや、違う。」「と、言っても僕は」
が文中で非常に目に付く。30分で終わる話を、付け足さなくても良いような心理描写を加えることで2時間ドラマに仕立て上げたような感じである。小説を読んでいるというよりは、まるで作者のブログを見ているような、そんな心持の方が正しい。まあともかく、かねてから「○物語」などの名称でアニメが飛ぶようにヒットして、名前も知られていた西尾維新氏だ。風の噂で「原作小説は回りくどい文章」という話を聞かなかったワケではない。(なんだか僕まで書き方の描写が似てきた気が…)

ともかく「少女不十分」という小説を読むにあたって、そんな著者の特徴をまざまざと見せ付けられたのだが、なんだかんだ言って面白かった。「この小説を書くのに10年かかった」そうで、物語の視点が小説家の過去を回想する形で延々と続くのだ。上記でブログを読んでいるようだ。と感じたのは大よそ間違いでもないらしい。記憶を回想していて、それを自然体のまま書き記しているのならそれも頷けるものだ。いや、それどころか著者の策略通りだとしたら。ははは、それも面白い。拍手ものである。

とにかく、あらすじとしては…
主人公の大学生が小学4年生の少女に誘拐されて、監禁生活をして少女の心中や環境を探っていくっていう内容だ。中盤からクライマックスにかけては、何もかもが誘拐された場所で展開する。しかも、著者の思い出を語るような形で、だ。他に特筆すべき面白い事は、人物描写があまりにも欠けている…といったところか。別段、少女の容姿に触れるワケでもなく、飽くまでも淡々と主人公の視点なのは読んでいて面白かった。故に、どこか様々な事柄が主人公の価値観で明かされない点には疑問を覚えたのだが…自分の興味のないことは「どうでもいい」と済ませてしまうのは視点の特性上、仕方のない事なのだろう。

読後感についてだが、とてもスッキリとしていた。やはりそこは主人公(著者)としての思い出、という特性が関係しているのだろうか。過去の事なのだからもう終わってしまった事だ。と割り切れるのは歯切れがいい。とにかく、一度読んでみる事をオススメしたい。多忙な中でも、時間を見つければ3日もあれば楽しく読めるだろうと僕は思う。キャラ萌えを期待するならばあまりオススメしないが、それでも表紙から読み取れるモノは読後にはすっかり変わっていることだろう。人によっては「王道」「ありきたり」と結末にある程度予想がつくだろうが、それはやはり、著者の目指した「ありきたり」と「王道」。普通に対する価値観の表れなのかもしれない。


まあ何にせよクドいのは確かで、ぐるぐるとムダな言葉が渦巻いているのは確かだ。それにしても僕ももう少し上手く文章が書ければ良いな。と。少し思った。僕は同じような事を考えることがあっても、こんなに上手くは相手に伝えられない。そこがやっぱりプロたる所以なのだろう。





テーマ: オススメ本

ジャンル: 小説・文学

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この記事に対するコメント

のいじさんまで西尾節移ってませんかコレww
~物語以外も面白そうですねー

みっく #- | URL | 2012/04/26 09:27 * edit *

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