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おおかみ 

心躍らせて淑女と夢見旅を期待していた僕はその日、髪の長い水兵さんに刺されました。隠し持った小刀を持っていた水兵さんの服はとても赤くて対照的な黒髪はとても美しかったのを覚えています。どうして、水兵さんの服は真っ赤だったのでしょうか、薄れ行く意識の中で僕は気付きました。昔も僕が水兵さんに刺された事を。あの時の水兵さんはとても白くて美しい服を着ていて可愛らしい笑顔をしていたのですが、愛しさのあまり彼女の手を噛んでしまい彼女の怒りを買い、僕はその白い水兵さんに刺されてしまったのだった。きっと僕がそのときに刺された血が、長い間ずっと白かった水兵さんの彼女をこんなにも苦しめて、真っ赤に染め上げてしまったのだと感じました。薄れゆく意識の中、赤い水兵さんはとても楽しそうに笑っていました。僕は苦しくて声を何度もあげましたが、水兵さんには聞こえていないようでした。それもそのはず、ぼくはオオカミになってしまったのです。そうか。ぼくはあの頃、白い水兵さんに恋をしていて、オオカミから姿を変えてなんとか真似をした人間で彼女に近づいたんだっけ。そしてその恋も終わってしまった今、僕が人である必要もなくなって。もう。何も。聞こえない。

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ジャンル: 小説・文学

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