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魔笛「ハローワーク」 

「現を抜かす」と言うが、僕の現実は一体何処にあるのだ。いや、僕は知っている。今まさに眼前に見えて存在しうる全てが現実であることを。そしてそれは僕だけが認識できる現実であって、他の誰とも同じでは無いということも。僕は知っている。







振り向けば二次元キャラが綺麗に交じり合った獣が這って追いかけてくる。グチャグチャに交じり合って動きにくい癖に、タコの様に無数に引き摺る足先は全てニーソックスを着用している。貝の中身の様な身体に直結した脚を引き摺りながら、その身体は電源を消したブラウン管のTVの様に光沢を持ち、灰色に反射している。肌の色は灰色。感情はそこに見えない。身体の中心はパックリと割れており、どこかヴァギナデンタータを彷彿とさせるが、その割れた中に寝そべるように真っ白な色の少女が灰色の身体に張り付いている。張り付いたところからグラデーションして灰色と白が混ざり合う。まるでコーヒーにミルクをたらした様な不思議な色をして…瞼を閉じて赤い粒を流している。そして彼女は僕に語りかけるのだ「ハローワークに逃げなさい」と。灰色の豪腕を振り回し、地を這って床を粉砕して進みながら。







そして二次元キャラの描かれた防火シャッターが目の前で閉まっていく。やがてシャッターが閉まりきり、僕を灰色の身体が乗り越えていくだろう。それとも食われるか、いやそんなことはどうでもいい。とにかく僕に今迫っているものはそんなものだ。これが具現化された現実に一番近い僕の姿。線路に投げ出された僕等に迫る電車、警笛を鳴らし続ける運転者は薄気味悪い笑みを浮かべている。

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